負け犬の遠吠え

群れの中から見ていたい

もしも上京することがあったら 世田谷区に住もうかなと思った

 

 

 

2019-11-03 aurora ark ツアーファイナル 東京ドームの1日目、恥ずかし島での1曲目「ダイヤモンド」の話だよ〜〜。レポではない。

 

 

 

 

チャマが入ってくるところまで歌った藤原が急に「ちょっと待って!」、何も問題ないように聞こえたけどなんかミスった?機材トラブル?ライブハウスではないけど誰か倒れた?って 一瞬のうちに色々考えてたら、「ごめん!喋りたいこと浮かんじゃって……」で「めっずらし……」ってびっくりしちゃった。

色んな人がレポあげてくれてるからニュアンスでだけ。

 

「この曲ちょうど20年前ぐらいに作った曲で…まあ20歳だ!作った俺も20歳だ!(そうだねえ、計算できてえらいえらいだねえ)、その時は世田谷の四畳半だか六畳だか…忘れちゃったんだけどそれぐらいのアパートに住んでて、この(島の)ステージより狭い部屋に住んでて。手伸ばしたらワンピースの3巻にすぐ手が届くような(ワンピース3巻の例えがあまりに藤原表現すぎるし分かりすぎる)、全て完結するようなアパートで書いた曲で。その頃にもライブはしてたんだけど、多くて100人とか。嵐の中だとそれでも来てくれた友達10人とかの前で、こんなに多くの人の前でライブするなんて考えられなくて、人数とか関係ないんだけど、こんなに多くの人の前で、あの頃と同じように歌うことができて本当に嬉しいです。あの頃と同じ気持ちで……なんかもう本当、感極まっちゃって、急にこう、思い出して。20歳の俺から、20歳になった曲を、みんなに歌います。」

→で、再びダイヤモンド。

 

 

 

やーーーーーーー、泣いたァ。

タオル忘れたから泣くの我慢しようと思ってたんだけど まあ我慢なんてできるわけない無理だった泣いた〜〜〜〜。このMCをあの場で聞いて、曲を止めてまでこのMCをやってから聴く「ダイヤモンド」、あまりに意味がありすぎる。普段は言葉じゃうまく伝わらないから歌おうか、っていう人が 言葉の代わりに音と歌で気持ちを届けてくれる人が、一度その、言葉代わりの曲を止めてまで言葉で伝えたいと思った、溢れ出した言葉。そんっなもん。そんっっっなもん。

 

 

私には、藤原から私たちリスナーへの言葉というよりも、今の藤原からの、「あの頃」の「20歳だった頃の藤原」への言葉のように聞こえた。詳細なんて、あの頃の彼の気持ちなんて 何もわからないけど。それでも 自分自身も、メンバーも、自分を取り巻く環境も、自分の歌を聴いている人数も、何もかも違ってた頃の、もしかしたら若くて尖ってて今とは違うことで悩んでたら傷ついたり迷ったりしてて、それでも曲を作って、音を奏でて、歌ってた頃の自分への「大丈夫間違いじゃない」「ここまで至れる」「だから全部そのままでいい」「大事なことひとつ、忘れなければ 離さなければいい」って 言葉に聞こえた。めちゃくちゃ烏滸がましい上に全部想像でしかないけど、「ダイヤモンド」作ってた頃の藤原が認められたのかなー、って こっちまで嬉しくなって、温かくて、幸せをもらっちゃった。

 

 

どの立場で言えばいいのかわかんないけど、本当 間違ってなんかないんだよ。あなたはこれだけの人数の人間を救ったり掬ったり拾い上げたら笑わせたり泣かせたり叫ばせたり揺さぶる人間になる。

私の感謝や肯定は、あなたの、あなた自身への肯定には何ら関係ないけれど、そんなあなたがあの頃の自分を肯定して、大丈夫だって胸張って、自分を褒めてあげたりよくやったって認めてあげられたりしてるなら、それすらも私の幸せになってしまうなと思ったよ。また貰っちゃった。

間違ってたって迷ってたって もしかしたら投げ捨ててしまってたかもしれないけどそれでも、大事なものひとつ、手離さずにここまできてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

「感極まっちゃった」って照れ臭そうに誤魔化すように笑う藤原に「いいじゃんいいじゃん」って言葉をかけられるようになったちゃまも、あのMCと歌のあとに お前にしかできね〜〜よの増川節で話すヒロも、今この瞬間のダイヤモンドは藤原のために演奏してるのかとすら思えるような音で 隣に立っていてくれた3人、みんなありがとう。

 

あのちゃまが 笑いながら藤原を「いいじゃん」って 大丈夫だよって肯定できるようになったことが嬉しい。多分昔からずっと変わらず、そういうところが唯一無二で、藤原を救い続けてきたんだろうなって思わせるヒロが愛おしくて嬉しい。同い年なのに 藤原が歳下に見える時すらあるひでちゃんの安心感が好きだよ。ここにくるまで、解けかけたり千切れかけたりこんがらがったりしたかもしれないけど、それでも結び続けてここまで一緒にきてくれてありがとう。

 

 

 

 

これからも、たとえ間違えても 大切なものひとつ、手離さないでいたい。